カテゴリー別アーカイブ: OTHER ACTIVITIES|その他の活動

美術×建築 丸の内まちあるきワークショップ (文化構想学部複合文化論系・創造理工学部建築学科)/Workshop

 

2019年12月15日(土)文化構想学部複合文化論系・創造理工学部建築学科「丸の内まちあるきワークショップ」を実施しました。

 

12989AE4-B554-4BF5-910F-4610637E146C-L0-001                   街歩き3

参加者

藤井由理(創造理工学部)、山村崇(創造理工学部/高等研究所)、池田祥英(文学部)、坂上桂子(文化構想学部)

文化構想学部複合文化論系学生/創造理工学部建築学科学部生・同研究科大学院生

 

当日は、東京ステーションギャラリーに集合の上、

1街並み・暮らし (Townscape・Environment・Lifestyle)

2歴史・建築・地形(History・Architecture・Topography)

3美術館・パブリックアート(Museum・Public Art)

の3分野×各2グループ=6グループに分かれ、それぞれルート、および主題を決めて調査しました。

報告会の様子

報告会の様子

街歩き1

その後、西早稲田キャンパス 54号館2階202教室にもどり、調査結果をグループごとにまとめ、グループごとに発表、および意見交換、講評会をいたしました。

終了後は高田馬場で懇親会を開催しました。

調査結果については、後日、報告書としてまとめました。以下からご覧いただけます(古谷研究室ホームページ山村先生ホームページ坂上ゼミホームページ)。

美術を中心にしたゼミに所属する文化構想学部の学生たちと、建築や都市計画を勉強する理工学部の学生たち、および、他分野の教員たちによるワークショップは、ふだん得られない視点による成果をもたらしました。

 

三鷹天命反転住宅 In Memory of Helen Keller 見学会

IMG_0302 IMG_0305

IMG_0304 IMG_0301

7月7日、塚原史先生(法学学術院教授、會津八一記念博物館館長)主催の三鷹天命反転住宅見学会が開催されました。

三鷹天命反転住宅は2005年に現代芸術家の荒川修作と詩人マドリン・ギンズの設計で建てられた共同住宅です。「死なないための家」をテーマに「In Memory of Helen Keller」と副題が付され、全身の感覚を刺激するような仕掛けが散りばめられています。

色とりどりの円柱や直方体が組み合わさった外観によって遠目にも異彩を放っている住宅へ足を踏み入れると、そこには一層幻惑的な色彩の壁と天井、傾いた凸凹の床からなる驚くべき室内空間が広がっています。

どの視点からでも6色以上が目に入るという内装はわれわれの視覚を強く刺激し、波打つ床は感覚を「殺した」ままではまっすぐ歩くこともままなりません。

他にも天井から荷物を吊り下げる収納方法や、屈んだり背伸びしたりしなければ届かない照明スイッチ、傾斜のある天井やツルツル滑る球状の小部屋など、住居内には全身の感覚を研ぎ澄まさせる仕掛けが充ちています。

このような仕掛けによって荒川とギンズは、日常的に「死んでいる」感覚を活性化して、盲聾の活動家ヘレン・ケラーのように自らの世界を拡張することをわれわれに求めているのです。

参加したゼミ生一同、「死なないための家」を全身で体感して参りました。

[ 文責:伊藤圭一郎 ]

第3回「都市と美術フォーラム」(成均館大学校×早稲田大学)

IMG_2699 IMG_2704 IMG_2702IMG_2703IMG_2705

坂上研究室の大学院生たちおよび、慎重進先生(韓国・成均館大学校)の研究室の大学院生たちによる交流研究会、そして見学会を実施いたしました。

日時:2018年5月11日(金)、12日(土)

場所:早稲田大学 戸山キャンパス 33号館16階第10会議室

◆開会のあいさつ

9:30-10:00 早稲田大学 坂上桂子教授、成均館大学校 慎重進教授

◆発表 ※それぞれの詳しい発表概要はこちらをご覧ください

10:00-10:35 小野愛莉(早稲田大学・修士課程)    ONO Airi 
「ニューヨーク近代美術館とロックフェラー家 ―アンリ・マティスによる暖炉装飾を通して」
The Museum of Modern Art, New York and the Rockefellers: through discussing fireplace mural by Henri Matisse

10:40-11:15 山田茉委(早稲田大学・修士課程)  YAMADA Mai
「《家具付の貸家》にみるローランサンとパリ」
The Image of Marie Laurencin and Paris in La Maison Meublée

11:20-11:55 イ・ジミン(成均館大学校・修士課程) LEE Jimin
「街に色を与える―交流と協力を通した都市デザイン、キャンパスタウンを中心に」
Color of the Village – Urban design through exchange and cooperation for campus town

12:00-12:35 イ・ギフン(成均館大学校・博士課程)  LEE Kihoon
「路地中心の修復型居住地の整備―北亭城郭街を中心に」
A Study on Residential Rehabilitation Repair Method Focusing on Alleyways.
-Based on the Case of Bukjeong Seoul City-Wall Village-

 (詳しい発表概要はこちら

 

フォーラムにて意見交換をした後、成均館大学校の方々に早稲田キャンパス内を案内し、その後銀座や天王洲アイル、お台場にて見学会を行いました。

またフォーラム翌日の12日(土)には丸の内や日本橋を見学し、両校にとって充実した二日間となりました。

 

◆見学コース

11日(金) 早稲田キャンパス案内→銀座見学(奥野ビル、和光、歌舞伎座、GINZA SIX、資生堂ギャラリー)→天王洲アイル見学(T-Art-Gallery、ボンドストリート)→お台場駅周辺

IMG_2708

12日(土) 丸の内周辺(東京駅舎、新丸ビル、丸ビル、明治生命館、三菱一号館美術館(一号館広場)、KITTE)、日本橋、六本木(美術館や展望台を見学)

IMG_2707

 

[ 文責:山田茉委 ]

「パリから学んだ画家たち」展

 「パリから学んだ画家たち」展 (塚原史館長・坂上桂子監修)

会期:2017年6月29日(木)~8月6日(日)
場所:早稲田大学會津八一記念博物館 1F 企画展示室

明治時代から現代に至るまで日本の画家たちはパリから多くを学んできました。
本展は早稲田大学が所蔵するコレクションのなかにその一端を見出したものです。

塚原史館長と坂上先生監修のもと、大学院生たちが作品解説、カタログデザイン・編集、展示などを手がけました。

会期中には、担当した大学院生たちの解説をまじえた見学会も行いました。(解説の様子

a11b4bb3ba448d1fa402ac3dc62cc91f-2

△  展覧会カタログ『パリから学んだ画家たち――岡鹿之助から嶋田しづまで』

■「パリから学んだ画家たち」展 作品リスト

  1. 入江観 《ブルゴーニュの丘》
  2. 川島理一郎 《サン・クルーの初夏》
  3. 岡鹿之助 《河岸》
  4. 小杉小次郎 《村の教会》
  5. 島田章三 《ギャラリー》
  6. 島田章三 《道》
  7. 島田鮎子 《道しるべ》
  8. 佐藤泰生 《巡る時間》
  9. 中根寛 《モレーの水辺》
  10.  庄司榮吉 《トリオ》
  11. 中山巍 《窓辺静物》
  12. 猪熊弦一郎 《猫と顔》
  13. 笠井誠一 《マンドリンのある卓上静物》
  14. 小島善太郎 《菜の花》
  15. 三岸節子 《花》
  16. 坂本善三 《黒の構成》
  17. 麻田浩 《ル・トロトワールno.1(Le Trottoir)》
  18. 麻田浩 《ル・トロトワールno.2(Le Trottoir)》
  19. 麻田浩 《原風景(赤)》
  20. 嶋田しづ 《明日は出発》
  21. 嶋田しづ 《リズミカルなティポグラフィ》
  22. 嶋田しづ 《ローズの森 Forêt de printemps》
  23. 嶋田しづ 《かんばせの舞 au printemps》
  24. 嶋田しづ 《真夏の太陽と緑の風車》
  25. 嶋田しづ 《ラ・ヴィ・コティディエンヌa》
  26. 荒川修作 《実際には:盲目の意志Ⅶ(IS AS IT:BLIND INTENTIONS)》
  27. 荒川修作 《実際には:盲目の意志Ⅷ(IS AS IT:BLIND INTENTIONS)》
  28. 荒川修作 《実際には:盲目の意志Ⅸ(IS AS IT:BLIND INTENTIONS)》

[ 文責:山田 ]