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Clemens Poppe
(クレメンス・ポッペ)
専門分野:言語学
E-mail: poppe#waseda.jp (replace # with @)
classes
【英語英文学科担当科目】
<1年必修> Introduction to Language and
Communication(C・G)
<2年必修>言語学入門(形態論)(春)
<専門選択科目>音韻論(隔年、春)、形態論(隔年、春)
Special Topics in Linguistics and Applied Linguistics(秋)
<ゼミ>英米文学語学演習I・II O
<大学院>英語学特論V1 (Phonology)、V2 (Morphology)
ゼミ紹介:About my seminar
ゼミでは、言語を心と社会の両観点から考えます。より具体的にいうと、英語と日本語を中心に、言語体系において中心的な役割を果たしている言語記号について、形式的、社会的、文化的、歴史的な観点から考えます。特に音韻・形態論と語彙意味論に関わる現象を考察しますが、他の言語にみられる現象も紹介しながら、言語について幅広く勉強します。また、人間言語と動物のコミュニケーションを比較しながら、言語を記号学の観点から考えます。
ゼミの進め方は次の通りです。前期においては、教科書などを通して基礎知識を身につけます。後期には、前期に扱ったテーマについての研究論文を読んだりします。また、各参加者が興味を持ったテーマについてデータや文献を集めて、その内容を発表したりディスカッションしたりして、学期末にレポートにまとめます。
なお、専門選択科目として音韻論と形態論についての講義(水曜2時限)も行うので、言語学の基礎知識が足りない場合はこれらの講義を履修することをおすすめします。
専門紹介:My academic field
専門は言語学です。その中でも言語音の構造と体系を対象とする「音韻論」と、語の構造と体系を対象とする「形態論」の研究をしています。日本語と韓国語の諸方言から、世界中で使われている英語変種や接触言語まで多岐にわたる言語に興味を持っています。
主な研究テーマは韻律構造(例えば日本語のアクセント体系と英語のアクセント体系の比較)、語彙構造(例えば日本語における和語・漢語・外来語という語種と英語における語種の比較)、そして文字体系です。最近は特に言語接触(ことばの借用、文字の借用など)とことばの歴史的変化に関心があります。また、言語以外の記号体系を扱う「記号論」の観点からことばと文字を考えなおすということで新しい研究にも取り込んでいます。
主要著作:Main Publications
Poppe, Clemens (2020). Head, dependent, or both: Dependency relations in vowels. In: Nasukawa, Kuniya (ed.), Morpheme-internal recursion in phonology. Berlin/New York: Mouton de Gruyter. 267 – 306.
Poppe, Clemens (2017). The role of foot structure in Korean accent systems. Journal of Asian and African Studies 94. 319-344.
Poppe, Clemens (2016). Iambic feet in Japanese: Evidence from the Maisaka dialect. Gengo Kenkyu 150. 117-135.
van de Weijer, Jeroen, Clemens Poppe and Marjoleine Sloos (2013). Family matters: Lexical aspects of Japanese rendaku. In: van de Weijer, Jeroen and Tetsuo Nishihara (eds.), Current issues in phonology: Segmental variation in Japanese. Tokyo: Kaitakusha. 129-148.