第61回マンスリーコロキウム

日時: 3月17日(木)12時30分~15時40分

● 第一セッション(12時30分~14時00分)

「ポストコロナ時代に国際物流のあり方に関する一考察」
株式会社野村総合研究所プリンシパル    宮前 直幸氏

コロナ禍により、サプライチェーンの寸断・ロジスティクスの混乱がおき、今後の 国際物流のあり方が問われ始めています。
この約一年半、野村総合研究所は国土交通省の委託を受けこの課題を調査してきました。その中から出てきた問題点をとりあげ、 今後の、特にアジアにおける物流がどうあるべきか、についてお話し頂きました。

● 第二セッション(14時10分~15時40分)

「シベリア鉄道輸送と北東アジア経済協力」
公益財団法人環日本海経済研究所(ERINA)部長  新井 洋史氏 

シベリア鉄道を利用した大陸横断輸送については、国土交通省が2018年から実証実験を行ってきました。これまで、ドライ貨物の輸送が行われ、その結果が(株)日通総合研究所から『シベリア鉄道輸送の利用促進向けた実証事業等による調査調査委託業務』として纏められています。
今年度は、それに引き続きリーファーコンテナの実証実験が始まっています。
ERINAは北東アジア各国経済と経済協力方策を研究する機関として1993年に発足しま  したが、2023年春に新潟県立大学に移行する方針が決まっています。ERINAの歴史も辿りながら、北東アジア経済圏と「シベリア鉄道」の関係につき 発表頂きました。